
「ゆにわ」では6月28日(日)に滋賀県の日吉大社への団体参拝を予定しています。
「茶肆ゆにわ」では神社参拝ごとに、その神社に合わせたお茶をご用意しています。
今回は、日吉大社参拝に向けて、「煎茶 最澄(さいちょう)」をご用意いたしました。
このお茶は、当日ご参拝される方はもちろんのこと、どなたでもお召し上がりいただけます。
日吉大社の功徳、そして最澄のエネルギーを日常の中で受け取るためのヒントがたっぷりと詰まったお茶です。
今回は、そんな「煎茶 最澄」をご紹介させていただきます。
煎茶〝最澄〟の奥深いおいしさ
煎茶〝最澄〟は、渋みが少なく、上品な甘みとやわらかな旨味が特徴のお茶です。
爽やかな後味もあり、どなたにも心地よく味わっていただけます。
では、なぜこの煎茶が「最澄」の名をいただくことになったのでしょうか。
その理由は、このお茶の「生まれ」と「品種」にあります。
煎茶「最澄」の出身は鹿児島県。
品種は「おくみどり」です。
鹿児島県のお茶といえば、温暖な気候を活かし、収穫時期の早い“早生(わせ)”品種が主流です。
しかし、この「おくみどり」は珍しく、時間をかけてじっくりと育つ“晩生(おくて)”の品種。
そのため、その名は「待望久しい、優れた晩生(おく)の緑茶品種」という期待を込めて名付けられたと言われています。
また「おくみどり」という名には、
茶葉の色やお茶の水色(すいしょく)が「奥深く、鮮やかな緑色である」という、このお茶が持つ深い魅力も表現されています。
そう、このお茶を紐解くキーワードは、「奥(おく)」という言葉にあります。

煎茶「最澄」と、高僧「最澄」とのつながり
最澄は、滋賀県の比叡山に延暦寺(えんりゃくじ)を開きました。
比叡山延暦寺はのちに「日本仏教の母山」と呼ばれ、法然、親鸞、栄西、道元、日蓮など、鎌倉時代の名僧たちの多くがここで学び、独自の宗派を開く基盤となりました。
なぜ比叡山から、これほど多くの偉大な僧たちが育ったのでしょうか。

それは、最澄の「志の高さ」が山そのものに満ちていたからに他なりません。
「仏の教えが世の中を永遠に照らし続け、人々の心にある仏性を呼び覚ますように」
道心に溢れる僧たちは、時代を超えて、最澄のこの強い願い(志)を受け継いだのです。

また、最澄は1200年以上も前に活躍した人物ですが、彼が現在の日本に遺し、私たちの日常生活に溶け込んでいるものが数多くあります。
その代表格こそが、「お茶の文化」です。
日本でお茶を飲む習慣のルーツは、最澄にあるという説があります。
最澄が留学先の唐(中国)から帰国する際にお茶の種を持ち帰り、比叡山の麓──まさに、今回参拝する「日吉大社」のすぐ近くに植えました。
そのお茶がのちに宇治や静岡など、全国へ広がるきっかけとなったともいわれています。
日吉大社は、比叡山と延暦寺を護る「守護神(山王権現)」として、最澄も深く崇敬し、祈りを捧げた聖地。
そんなお茶との深いご縁を感じる場所でもあるのです。
「奥にあるもの」を受け取りに
時代を超えて受け継がれていくものには、その奥に大事なものが隠れています。
このお茶も、最澄の教えを受け取った弟子のように、美味しさの奥にある、大地のエネルギーをしっかり感じて、受け取っていただきたい、
そんなお茶です。
ぜひ、参拝の前後に、比叡山や日吉大社に、想いを馳せて召し上がってみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました。

日吉大社への団体参拝は、ゆにわ塾「山紫水明の会」のイベントです。
山紫水明の会にご入会いただくと、どなたでもご参加いただけます。
山紫水明の会「日吉大社への団体参拝」詳細はこちら

>>【6/28(日)】現代を生き抜くための信じる力~日吉大社へ団体参拝!