こんにちは!ミスターステップアップ卒塾生のまりです。
先日、大学受験塾ミスターステップアップに、ネイティブスピーカーのマイクさんと、愛さんという方が来てくださいました。

エバンス愛さんとマイクさんはご夫婦で、社会人向けの英語コミュニティ運営や通訳翻訳、英語コンサルティングなどを幅広く手がけられています。
じつはエバンス愛さんは、留学経験がありません。
日本に住みながら、独学で英検1級とTOEIC980点を取得し、同時通訳者として第一線で活躍されてきました。
そんな愛さんから、独学でも英語を使いこなせるようになる、一番おすすめの勉強法を教えていただきました。 それは、「音読」です。
やはり、音読は大切なのですね。
さらに愛さんは、仕事の行き帰りの車の中で、NHKラジオ英会話の音声や教材の音声をいつもシャドーイングしていたそうです。
それ以外にも、家事やお風呂、掃除をしながら、ちょっとした隙間時間に英語を聞いたり音読したりすることを習慣にされていました。
すると、気づいたときにはTOEICで900点を超え、英検1級も特別な対策をせずとも合格できる力がついていたそうです。

▲塾での勉強会のときのようす
さらには、留学せずとも通訳の仕事ができるほど、英語を話せるようになっていたのだとか!
愛さんは、多くの日本人が抱いているイメージとは異なる「英語学習のリアル」をたくさん語ってくださいました。
そのひとつが、「必ずしも英語をきれいにペラペラと話せる必要はない」ということです。
それはいったい、どういうことなのでしょうか。
日本人が陥りやすい「完璧主義」の壁
多くの日本人が抱える悩みは、
「ペラペラと話せなければならない」
「きれいな発音でないと恥ずかしい」
と思い込んでしまうことです。
そのためには「やはり留学に行かないと……」と考えるひとも、多いのではないでしょうか。
しかし、そもそも、日本人にとって英語をマスターすることは、想像以上に難しいことなのです。
それは実は、海外の方が日本語を習得するときも同様なのだとのこと。
アメリカ合衆国国務省が公表した「言語習得難易度ランク」によると、
外交官を志すような優秀なひとでさえ、海外の人が日本語を習得するのに2,200時間という膨大な時間を要するそうです。

日本語には、ひらがな・カタカナ・漢字という3種類の文字があります。
また文法面でも、主語がなくても意味が通じてしまったり、結論が最後にきたりするため、最後まで話を聞かなければ意図が伝わりにくい構造をしています。
英語話者にとって、日本語はきわめて難解な言語なのです。
ネイティブのマイクさんも、「柿(かき)」と「牡蠣(かき)」のような同音異義語を覚えるのには、ずいぶん苦労されたそうです。
逆も然りで、日本語話者が英語を習得することも、たとえばフランス人が英語を学ぶのに比べれば、本来はるかに難しいことなのです。
構文も、文化も、発音も日本語と英語では全くちがうので、習得するのが容易ではないのです。
ですから、ネイティブ並みの英語力を無理に目指す必要はありません。
英語に「正解」の発音はない
ネイティブスピーカーのマイクさんは、次のように話してくださいました。
「アメリカ国内でも、ニューヨーク出身のひとと、南部のシアトル出身者(※原文ママ)では発音が全然違います。
イギリス英語やオーストラリア英語も、かなり異なります。
わたしが数年前、ニュージーランドに行ったときのことです。
現地の方に話しかけられて、わたしはおどろきました。
なぜなら、彼らの英語はなまりが強すぎて、ネイティブのわたしでさえ聞き取れなかったのです。
日本でも地域によって方言やなまりが違いますよね。
それと同じように、英語にも『完ぺきに正しい発音』なんてものは、そもそも存在しないのです。
発音の美しさよりも、はっきりと大きな声で話すことや、ジェスチャーも交えて相手に伝えようとする意思のほうが大切です。
だから、自信を持って音読したり、話したりしてみてください」
これには、塾生のみんなもびっくり。
会のあとには
「今まではネイティブのひとに話しかけるのが怖いと思っていたけれど、マイクさんの話を聞いて、どんどん積極的に話してみようと思いました!」
という声も上がっていました。
「きれいな発音」よりも、もっと大切なこと。
それは、言葉の背景にある文化的背景を理解することです。
さらには、相手のことを理解しようとする姿勢や、たとえ理解できなくても受け入れようとする姿勢こそが、英語道の真髄といえるのかもしれませんね。
マイクさんと愛さんは、塾に定期的に来てくださっていて、英作文や英検のスピーキング、リスニングの指導をしてくださっています。
ミスターステップアップの通塾コースやスクーリングコースに来てくださった方は、ぜひマイクさんに話しかけてみてくださいね!