大学受験塾ミスターステップアップの村田明彦です。
子どもをもつ親御さんに向けて、
子どもの能力を最大限に発揮する親の関わり方をコラム連載しています。

大学受験塾ミスターステップアップ 村田明彦
現・塾長にして「大逆転勉強法」「限界突破勉強法」受験指導の後継者。20代前半で3000冊の本を読む。受験勉強を通して人間的に成長できる「真の教育」を突き詰めて、大学合格はもちろん、その後の人生で活躍できるような人間力を育てるため、時に厳しく、時に優しく、受験生が精神的に成熟するように導いている。
はじめに
不思議なもので、長年、受験指導をしていると
「この子は、このままいったたら、落ちる(受かる)」
というこことが、一目見ただけで、わかるようになってきました。
合格できない受験生には、典型的な性格のパターンがあります。
なかでも特に多いのは、次の4つのタイプです。

もし「うちの子も当てはまってるかも・・・」と、少しでも思われたなら、ぜひとも、これから始まるコラムを、続けて読んでいただきたい。絶対にお役に立ちますから。
実は、大学受験において学力を上げることは、それほど難しくありません。
勉強法さえ間違わなければ、ゼロからでも何とかなります。
夏までに基礎を完成させて、あと半年、死ぬ気でやれば、たいていの大学は合格圏内に入るのです。
ところが、さきほど挙げたタイプの受験生は、その性格的な弱点があるゆえに勉強に没頭できず、伸び悩むのです。
では、どうすればいいのでしょう?
もはや性格を変えるしかありません。
けれど、例えばお子さんが18歳だとすれば、その性格は18年間もの蓄積によって築かれたものですから、それを大学受験のわずかな期間で変えるのは、至難のワザ。
だからこそ、親御さまの協力が欠かせないのです。
この際、ハッキリと申し上げますが、今のお子さんの性格は、ほぼ9割方、親御さんの接し方や、家庭環境によってつくりだされたものです。
ですから、もし子どもに「変わってほしい」「なんとしても合格を」とお望みなら、接し方”を今までとはガラッと変えていただく必要があります。
それほど、親の影響は強大なのです。
決して大げさではなく、「大学受験は、親が9割」と言ってもいいでしょう。
ミスターステップアップでは、毎年、「親御さんからのどんな応援が、子どもの後押しになるのか」を、個人面談や勉強会を通して、お伝えしてきました。
そうして、当塾の方針にご賛同いただき、タッグを組んだことで、子どものパフォーマンスが高まり奇跡が起きた、という事例が続出しています。
親御さんからは、
「今までの子育ては、間違いだらけだったとわかりました」
「こんなに大事な話なら、もっと早く知りたかった」
といったお声を、たくさんいただくようになりました。
そこで、あなたのお子さまが、悔いのない受験勉強ができるように、これからこのサイトのコラム記事にポイントを絞って、わかりやすく記していきます。
きっとその中から、合格の手がかりを見つけて頂けるでしょう。
「心配の法則」part 1
最も多い親子の失敗パターン
「うちの子、全く勉強しないんです。」
「どうしたら、自分から勉強するようになりますか?」
これは親御さんからお聞きする、もっとも多い質問です。
お気持ちは、よくわかります。
ですが残念なことに、子どもの受験に親御さんが手出し口出しをされて、うまくいったケースは、過去に例がありません。
親が「良かれ」と思ってやってあげていることですら、実は、子どものモチベーションを著しく下げてしまっていることも多いのです。
「こんなにやってあげているのに、なぜ?」
そう思われたことがある方は、ぜひ、次にご紹介する〝心配の法則〟について、ご一読ください。
親子がかみあわない理由がみえてくるでしょう。
〝心配の法則〟~GPSで娘を監視!? 過干渉なお母さまの例
かつて塾生だった、高校3年の美奈さんの話です。
彼女の悩みの種は、心配性すぎるお母さんの存在でした。
お母さんが毎日のように「美奈、大丈夫?」「ちゃんと勉強しているの?」と、まるで詮索するように聞いてくるのです。
その心配性は常軌を逸していて、美奈さんのGPS位置情報を一日中見ているほど。
美奈さんが寄り道していたら、「あんた、塾に行ってないじゃないの!」と電話がかかってくるのです。
さらに自宅には、美奈さんの部屋がなく、リビングなどの共有スペースにしか居場所がありません。
まるで監視されているように、「今日は何をしていたの?」「先生からどんな話を聞いたの?」と根掘り葉掘り聞かれたうえ、手帳をチェックされる。
美奈さんは、それがイヤで、すぐお風呂に入るのですが、お風呂でやっと一息つけると思ったら、脱衣所から母親が話しかけてくるのだとか……。
わたしに相談してきたときは、もうノイローゼ寸前でした。
このような親の過干渉は、ここ最近、特に増えています。
なぜ、心配は逆効果なのか?
この話は極端な例ですから、「ウチは、そこまでしてないから大丈夫」と思われるかもしれませんね。
けれど、いくら過干渉になっていたとしても、だいたい、親御さん自身は、それを自覚されていないものです。
美奈さんのお母さんもそうでした。
わたしは、美奈さんから相談を受けて、さすがにやりすぎだと思い、お母さまと話をしました。
(続く)