「完璧主義の罠」から抜け出そう。直前期に陥りがちな負のスパイラルを断ち切る心の持ち方

こんにちは。

ミスターステップアップの村田です。


師走に入り、

入試本番までのカウントダウンが聞こえてくる季節になりました。


現在、塾では冬スクーリングの真っ只中ですが、

この時期の受験生を見ていると、

ある「共通の悩み」に直面している子が少なくありません。


それは、「完璧主義という名の罠(わな)」です。




「できなかった自分」にダメ出しをしていませんか?


じつは、真面目で一生懸命な受験生ほど、

この直前期に心の調子を崩してしまうことがあります。

たとえば、急な体調不良やスランプで思うように勉強がはかどらなかったとき、

心の中でこんな声が響いてしまうのです。


「計画通りに進まなかった。わたしはなんてダメなんだ……」


「今日一日を無駄にしてしまった。もう合格なんて無理かもしれない」


このように、勉強ができなかったという「事実」に対して、

「自分は価値がない人間だ」という強いネガティブな「意味づけ」をしてしまう。


これが、直前期に多くの受験生を苦しめる「負のスパイラル」の正体です。


受験は「満点」を目指すゲームではない


完璧主義に陥っている受験生に、

わたしがいつも伝えていることがあります。

それは、「受験は満点を目指すゲームではない」

ということです。


もちろん、高い目標を持つことは素晴らしいことです。


しかし、あまりにも完璧を求めすぎると、

わずかな遅れやミスが許せなくなり、

すべてを投げ出したくなってしまいます。


合格に必要なのは、

満点ではなく「合格最低点」を1点でも上回ることです。

たとえ体調が優れず、予定の半分しかできなかったとしても、

そこで立ち止まる必要はありません。

「今日はここまでできた。明日はまた一歩進もう」

そうやって、

今の自分にできる「最善」を淡々と積み重ねていくことこそが、

合格への一番の近道なのです。


「事実」と「感情」を切り分ける、手帳の魔法


この負のループを抜け出すために、

塾でおすすめしているのが「合格手帳」による自己管理です。

ここでのポイントは、「事実に感情を乗せないこと」です。




完璧主義な人は、手帳の枠が埋まらないと

「書くのが嫌だ」と感じてしまいがちです。


しかし、手帳はきれいに書くためのものではなく、

自分の「バイオリズム」を知るための鏡です。



  • 今日は何時間寝たのか

  • 体調はどう変化したのか

  • 実際に取り組んだ勉強は何だったのか



これらを、日記のように反省するのではなく、

まるで実験の記録をつけるように客観的に書いてみてください。

「お昼寝を1時間した」

「微積の基礎を一通り確認した」……。

客観的に記録を続けると、次第に自分の波(リズム)が見えてきます。

「あ、今は少し疲れが出やすい時期なんだな」

と事実を事実として受け入れられるようになると、

余計な自己嫌悪でエネルギーをすり減らすことがなくなります。


負のループを抜け出し、一歩ずつ「スタンダード」を上げる


もし今、あなたが思うように勉強が進まず、自分を責めてしまっているのなら。

まずはその「意味づけ」を一度外してみませんか?


勉強時間が思うように取れなかった時期があったとしても、

そこから今の自分に合った戦略を立て直し、

基礎のテコ入れから一歩ずつ始めていけばいいのです。


大切なのは、これからの時間をどう使うかです。


一人で抱え込み、負のループにハマってしまう前に、

まずは身近な習慣から変えていきましょう。


受験勉強という道は、晴れの日ばかりではありません。

雨の日も風の日も、そのときの自分にできる歩みで進んでいく。


そんな粘り強さこそが、

本番であなたを支える本当の力になります。

厳しい冬の寒さのなかでも、あきらめずに、

 いっしょにがんばっていきましょう!

ミスターステップアップでは、

現在「冬スクーリング」の予約を受付中です。


一人では抜け出せない負のループから抜け出し、合格への一歩をいっしょに踏み出しましょう。


◆冬スクーリングの詳細・お申し込みはこちら


https://mrstepup.jp/lp/schooling/?season=winter


それでは、またお会いしましょう。

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