こんにちは、よなたんです!
今回は、先日おこなった共通テスト英語形式の演習で見つかった、
ある重要なポイントについてお話ししたいと思います。
共通テスト英語「並び替え問題」の落とし穴
先日、共テの演習をしていた塾生の約8割の人が、ある問題で間違えていました。
この問題のポイントは、文章に書かれている順番と、
実際に起こった出来事の時系列が異なっていることでした。
今回の問題文には、
「Since the very early days in...(〜の非常に初期の頃から)」という表現が出てきました。
これは、出来事の始まり、つまり一番最初のタイミングを示しています。
ところが、本文中ではこの文章が2番目に記述されていたため、
多くの人が時系列を正しく把握できずに不正解となってしまったのです。
共通テストが問う「読解力」とは?
なぜこのような問題が出されるのでしょうか?僕から解説させてもらいました。
共通テストの出題者は、「ただ英文を機械的に日本語に訳す」だけでなく、
「時系列やストーリーの流れを正確に把握して読めるようになってほしい」という意図を持っていると考えられます。
これは、英語の文章を本当の意味で理解するうえで、きわめて重要な能力です。
物語や説明文を読むとき、
わたしたちは自然と「いつ」「何が」起こったのかを意識しながら読み進めます。
英語でも同じように、時間的な流れを意識しながら読めるようになることが大切なのです。
時制を意識して英文を読み解く
並び替え問題を解くときは、時制を表す表現に注目しましょう!
たとえば、次のような単語や文法表現です。
⚫︎過去を表す表現(since, until, before など)
⚫︎大過去・過去完了(共通テストで頻繁に用いられます)
塾での英語音読の指導においても、
時制に着目するように再三伝えています。
これは、英語の文章を深く理解するためのカギとなるからです。
みなさんも、ぜひ「時制」を意識して英文を読んでみてください。
そうすることで、表面的な意味だけでなく、
出来事の前後関係や、文章全体の流れをより深く読み取れるようになるはずです。
そして、それは共通テストの攻略だけでなく、
英語の読解力そのものを向上させることにつながります。
一緒にがんばりましょう!