こんにちは!
ミスターステップアップ講師のよなたんです。
今回は、当塾がおこなっている、
医学部の面接練習会についてご紹介します。
なぜ、面接練習に重点を置くのか?
面接試験では、
- 尊厳死についてどう思うか?
- 医師偏在問題の解決策は?
- 医師の過重労働についてどう対策しますか?
といった、専門的な質問に対して、
しっかりと答える必要があるため、
直前にあわてて対策するよりも、
今の時期から、計画的に面接対策をすることが重要だからです。
プレッシャーのかかる面接をクリアするには?
面接の中には、緊張感のある雰囲気や、
強い圧(プレッシャー)を与えるようなものもあります。
質問形式の面接もあり、受験生の中には、この圧の中で
しっかりと回答できない子もいます。
圧迫が当たり前なドイツの医師教育?
近代医学でつねに最先端をゆくドイツでは、
こういった圧の強い面接が重視されます。
なぜなら、患者さんの命を握るような重要な手術や治療には、
非常に強いプレッシャーがかかるからです。
早い時期からその圧に耐えられるような質問や面接をされるのは、
ある意味「お約束」みたいなもの。
その圧をそのまま受け取るのではなく、
試験官は、医師としての適性を見るために
質問をしてるのだということを認識したうえで、
早い段階で、そういった状況でも落ち着いて
面接に臨める練習が必要なのです。
100社以上の企業研修の実績を持つ「面接のスペシャリスト」による面接
当塾では、研修会社の代表も務めていて、
自身でも1000名以上の研修経験をもつ、
スタッフの小名 智之(おな ともゆき)さんが面接官となり、
面接練習をおこなっています。
練習に参加する塾生たちは、緊張した面持ちで取り組んでいます。
練習では、志望理由といった基本的な質問だけではなく、
さらに踏み込んだ質問も投げかけられます。
たとえば・・
- 看護師や薬剤師など、ほかにも人の命を救う職業はたくさんあるなかで、
- なぜあえて医師を志望したのでしょうか?
- 自分は医師に向いていると思いますか? その根拠は?
- 医師の仕事は、どんなときにやりがいを感じると思いますか?
- また、どんなことが大変だと思いますか?
- 医師の仕事は大変ハードですが、あなたは続けられる自信がありますか?
塾生ははじめこそ、
あらかじめ用意してきた答えをスラスラと述べます。
しかし、深く質問を掘り下げられると、
しだいに回答に詰まってしまいます。
練習が終わったあとは、
一人ひとりに良かった点や改善点をフィードバックしています。
厳しいながらも温かいフィードバック
ある塾生が面接練習を終えての、フィードバックです。
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(小名さん)
今回が2回目だよね?
1回目に比べて、すごく良くなっているね。
声もハキハキ出すことを意識しているのが伝わってくるし、
医学部に行きたいという意志を強く感じられたのが良かったです。
ただ、医学部志望理由に関しては、
まだまだ自分のなかでも煮詰まっていないのかな。
・なぜ医学部なのか?看護ではだめなのか?
・命を救ったり身体を治すなら、薬学部でも看護でもいいけど
なぜあえて医師なのか?
これは、自分の中でも、
何度も自問自答して、時には調べてみて。
別に答えがハッキリとでなくてもいい。
悩んで、迷って、考えて、調べて、
その中で、今の自分の考えはこうです。
という突き詰めた「自分の答え」ならば、
それは面接官に届くと思うよ。
本に書いてるようなコトを引っ張ってきてるだけとか、
借り物の言葉だと
面接官には響かないからね。
頑張って!
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このように厳しくも温かいアドバイスをもらいながら、
塾生たちは志望理由をブラッシュアップしていきます。
早期の面接対策が鍵
1回目の面接練習ではまったくしゃべれなかった子も、
2回目になると、自分の意見をはっきりと述べられるようになっていました。
もちろん、医学部受験生は学科の試験がもっとも重要ではありますが、
面接も直前にあわてることがないよう、早めに対策していくことが大切ですよ。
それでは、今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。