こんにちは!よなたんです。
今回は、先日おこなわれた東京白金セミナーレポートの後半をお届けします。
前回の記事はこちらです。⇒「大学受験の合否は「実践国語力」にあり!?東京セミナーレポート①」
京大英語の読解:世界史の知識が鍵!?
今回は、実際に京都大学で出題された英語の問題を使って、どのように英文を読んでいけばよいのかを解説しました。
実際の英文がこちらです。
こちらの文章は、普通に読んでいると、たとえ偏差値が70あっても大苦戦します。
背景知識の重要性
その理由は、
- キリスト教のカトリック教会の話
- コロンブスの新大陸発見の話
- 当時のユダヤ教やイスラム教が宗教的マイノリティで、キリスト教によって迫害されていたということ
といった背景知識を知っていないと、設問に答えづらいからです。
そこで、さらなる背景知識を身につけていただくために、簡単なキリスト教講座をおこないました。
深掘り解説:かつて世界の中心は中東だった?
このあたりは、学校の教科書にも載っていないような、少し踏み込んだお話も交えました。
京大英作文の秘訣:「和文和訳」で得点力アップ
次のパートでは、英作文の極意を伝授しました。
ここでは簡単に、英作文のコツをお伝えします。それは「和文和訳」です。
難しい日本語を、やさしい日本語へ
つまり、そのまま英訳すると難しい日本語を、
もっとかみくだいて簡単な日本語にするというものです。
たとえば、以下のような日本語です。
- 損得勘定
- 見返り
- 便宜を図る
- 恩に報いる
- 情けは人の為ならず
こういった日本語を英訳しなければなりません。
まず、日本語そのものが難しいですよね。
「損得勘定」を中学英語で書くコツ
しかしこういった一見難しそうな英訳問題も、
中学2年生から中学3年生レベルの語彙で合格点をとれる考え方をレクチャーしました。
たとえば「損得勘定」なら、
「利害得失を考慮して打算的に物事を判断すること
⇒つまり、損得を考えること。
⇒つまり、自分のことだけ考えること」
というように、小学生でも理解できるくらい簡単な表現に置き換えるのです。
ここまでシンプルな表現にすれば、
作文力に自信がないひとでも簡単に書けるはずです。
英作文を書くときは、
ぜひこの「和文和訳」を意識してみてください。
夏休みまでに国語力を強化しよう
この記事を読んでいる受験生の皆さんも、
できるだけ早めに、全ての科目の土台である国語力を高めていきましょう。
※本セミナーの映像は、通信コースで全編アップしていきます。