おうち神社化コーディネーターの文香です。

(※おうち神社化とは・・・
家の掃除、整理整頓をして、神社のような気のいい空間にすること。
詳細は、書籍『おうち神社化計画』をご覧ください)

経営者のNさんより、
「スタッフが元気になるような事務所が作りたい」
とご相談をいただき、
事務所全体を「おうち神社化」させていただいた
レポートをお届けします。
Before(おうち神社化前)
事務所の間取りは3DK。
事前に下見をさせていただいたとき、
いくつか気になる点がありました。

▲洋室1
たとえば、こちらの洋室は用途がきまっておらず、
あまり活用されていない空間になっていました。

▲洋室2
スタッフのみなさんの作業部屋は、
すこし窮屈な印象が。

▲洋室3
こちらの部屋は、
使わない家具が無造作に置かれ、
うまく活かせていない状態でした。

▲神棚
事務所の一角には神棚がありましたが、
お祀りするのには
あまり相応しくない位置にありました。
(※本来、出入り口の真上に
お祀りするのは控えたいところです)
こういった空間の状態が影響してか、
Nさんからは、
・仕事中、疲れやすい気がする
・スタッフとのコミュニケーションが取りにくいときがある
といったお悩みも伺いました。
〝空間に応援されながら、仕事をする〟
それは、〝ゆにわ〟で大切にしていることの一つです。
その場にいるだけで心も身体も元気になり、
みんなの仲もよくなり、
仕事がうまく回りだす。
そんな理想の空間を目指して、
「おうち神社化」をスタートしました。
「聖域」づくりからスタート(洋室1)
まずはじめに、
事務所の中で、
最も落ち着いた空気を感じた「洋室1」に、
「聖域」をつくることにしました。
聖域とは、、、
神棚をお祀りし、
業務の合間に神棚の前で気持ちを整えたり、
落ち着いた空間でみんなで深い話をしたり、
お茶を飲んでほっとしたり。
そんな場所が事務所に一箇所あるだけで、
仕事の質が上がり、
事務所全体のエネルギーも高まります。


▲できるだけ新しい家具は買わずに、
他の部屋で余っていたソファやキャビネットを移動し、
この部屋で活用することに。

▲神棚をお祀りし、
神様に見守られているような、
安心感のある空間にしました。
(※本来、扉の真上に祀るのは避けますが、
このお部屋の場合、
神棚の下をひとが通らないため、
この位置にきめました)

▲さらに、「シリウススピーカー」を設置し、
心地よい音の振動で
場のエネルギーを循環させていきます。
床にはホットカーペットとラグを敷き、
足元から温かく。
最後に「おうち神社化強化版護符」を貼ると、
「なんだか空気が違う!」と、
みなさんその変化を実感されていました。
余裕を持たせた作業部屋に(洋室2)

▲スタッフの作業部屋として使っていた「洋室2」は、
以前は小さめの部屋に
3人分のデスクを詰め込んでいたため、
思い切って2人部屋に変更しました。
電話対応が多い会社なので、
空間に余裕ができたことで、
電話対応がしやすくなり、
仕事のしやすさもぐんとアップしたそうです。
社長室を用意して集中しやすく(洋室3)

▲使い道がきまっていなかった「洋室3」には、
あまった家具が雑然と置かれていました。
そこで、社長室として整え直すことに。
必要なものを配置し直し、
すっきり片付いたことで、
社長業にも専念できるようになったそうです。
お茶を淹れたくなるキッチンに
もともと、
お茶を淹れる習慣があまりなかったそうで、
キッチンを拝見すると、
・お茶を淹れるスペースが狭い
・収納が使いにくい
・お客さまからキッチンが丸見え
など、使いにくい要素がいくつも見受けられました。
そこで、思い切ってキッチンカウンターを新調することに!

▲キッチンカウンターを置いて
パーテーション代わりにし、
お客さまからの視線を和らげました。

▲キッチンカウンターの台
お茶を淹れるためのスペースも確保。

▲キッチンカウンターの収納
食器や鍋をしまう場所も増えて、
スッキリ使いやすくなりました。
お茶でおもてなしをしたくなるような、
快適な空間へと変わりました。
まとめ:仕事は環境で決まる(Before → After)
【洋室1:聖域】
Before: あまり活用されていなかった部屋
After: 神棚を祀り、心落ち着く「聖域」へ

【洋室2:作業部屋】
Before: 3人分のデスクで窮屈だった部屋
After: 2人部屋に変更して空間に余裕をもたせ、電話対応もしやすく

【洋室3:社長室】
Before: 使わない家具が無造作に置かれていた部屋
After: 必要なものを配置し直して社長室に

【キッチン】
Before: 使いにくかったキッチン
After: カウンターを新調し、お茶を淹れたくなる空間へ

いかがでしたか。
最初は、
「この事務所をどう使いたいのか」
という方向性がぼんやりとしていて、
使いにくい印象がありましたが、
事務所の軸となる「聖域」を作り、
それぞれの部屋の用途をきめて整えたことで、
スタッフのみなさんの関係性がぐっと濃くなり、
仕事の時間もより充実していったそうです。
場に応援されながら働くこと。
仕事の質は、環境によって決まります。
今回のレポートが、
職場の環境づくりのヒントになれば嬉しいです。