
シロフクコーヒーでは、自家焙煎をおこなっています。
仕入れたコーヒー豆は、緑がかった色をした生豆の状態で、店に届きます。
生豆には、コーヒーならではの、ゆたかな香りや味わいは、まだありません。
焙煎してはじめて、香りやコク、甘み、酸味といった、豆の持つ個性が花開くのです。
今回は、シロフクコーヒーならではの、焙煎のこだわりをご紹介いたします。
オリジナルブレンドの鍵は「焼き分け」

▲写真:焙煎士・こがみのりと焙煎機
(シロフクコーヒーの焙煎所では、ドイツ「プロバット」社製の焙煎機を導入しています)
「シロフクコーヒー」では、さまざまなオリジナルブレンドを提供しています。

一般的に、ブレンドコーヒーとは、数種類の豆をブレンドしたもの。
ところが、「シロフクコーヒー」のオリジナルブレンドは、基本的に1種類の豆を使います。
1種類の豆を、「浅煎(い)り」「中煎り」「深煎り」と、
2〜3つの異なる深さに焼き分けて、
もっともよいと考える割合でブレンドしているのです。
なぜなら、同じ種類の豆でも、焙煎のしかたによって
引き出せる個性が異なるためです。
「浅煎り」では爽やかな酸味や香り、「深煎り」ではしっかりとしたコクが。
それぞれのよさを重ね合わせると、一杯のコーヒーのなかに、
おどろくほどの「奥行き」と、ゆたかな「表情」が生まれます。
普通なら1回の焙煎で済むところを、2〜3パターンにわけて焙煎しているのは、
そんなこだわりがあるからなのです。
豆の個性を輝かせるために。〝全集中〟で向き合う焙煎

1回の焙煎にかかる時間は、数十分。
この短い時間のなかで、豆の状態は刻々と変化していきます。
ですから、焙煎中は一瞬たりとも目が離せません。
その変化を見極めることに、焙煎士は全力を注ぎます。
まさに〝全集中〟のときです。
そして、焙煎のデータは、
豆の種類、量、気候、火加減、時間、焼き上がりの状態など、
毎回、細かく記録しています。
これまでの経験をデータとして残し、振り返ること。
それが、味わいをさらに高めていくうえで、たいせつなことだと考えているからです。
ハンドピッキングで、ていねいに選び抜かれた豆たちのポテンシャルを、最大限に引き出す。
それが、「シロフクコーヒー」の焙煎です。

一杯のコーヒーから立ち上る、ゆたかな香り。
口に含んだときの、まろやかな味わい。
そこには、焙煎にかけるわたしたちのこだわりが詰まっています。
ぜひ、飲んで感じていただけたらうれしいです。
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