大学受験塾ミスターステップアップの村田明彦です。
子どもをもつ親御さんに向けて、
子どもの能力を最大限に発揮する親の関わり方をコラム連載しています。
今回は、「知っておきたい心の習性」についてお話します。
最初から読まれる方は、Part1 からどうぞ!

大学受験塾ミスターステップアップ 村田明彦
現・塾長にして「大逆転勉強法」「限界突破勉強法」受験指導の後継者。20代前半で3000冊の本を読む。受験勉強を通して人間的に成長できる「真の教育」を突き詰めて、大学合格はもちろん、その後の人生で活躍できるような人間力を育てるため、時に厳しく、時に優しく、受験生が精神的に成熟するように導いている。
知っておきたい心の習性
親の不安は、子どもに伝染します。
「もしこうなったらどうしよう・・・・・・」と親が心配して、ネガティブなイメージをすればするほど、子どもは調子を崩しやすくなります。
皮肉にも、恐れていたネガティブな未来が実現する方へ、向かってしまうのです。
親が子を心配すればするほど、『逆効果』になる。
そうしたケースを、わたしは塾講師としてイヤというほど見てきました。
それこそ何百件もです。
もはや、法則と言ってもいいくらい、百発百中で、親御さんの心配は裏目に出てしまうものなのです。
しかし、単に「心配しないでください」と言っても、なかなか心配はぬぐえないものです。
ですから、その解決策についてもお伝えしています。
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そもそも心配というのは、してもしても、 キリがありません。
これは親御さんだけでなく、受験生本人にも言えることですね。
たとえば受験生なら「ほんとに合格できるかな・・・・・・」という心配はつきものです。
わたしたちはそういう塾生にこう伝えます。
「合格できるかな?」ではなく、「合格できるとしたら?」と考えなさい、と。
実は、心というものは、自動誘導ミサイルのように、強く思ったことの答えを自動的に見つけようとする性質があります。
その働きを「潜在意識」といいます。
だから、「合格できるとしたら、何をすればよいか」と考えるようにすると、心は懸命 にその答えを探そうとして、あるときは、勉強を教えてくれる良い先生を見つけたり、 またあるときは、良い教材を見つけたりしてくれるのです。
しかし、「自分は合格できるのか?」と考えてしまうと、さがしても、さがしても、答えは見つからず、心は途方に暮れてしまいます。
すると、さすがの自動誘導ミサイルもどこに飛んで行ったらいいかわからず、やがて (心の)燃料が切れて、墜落(無気力化)してしまう。
だから、少々過激な表現ですが、心配は、百害あって一利なし、と言えるのです。
そもそも「合格できるのか?」なんて、この地球上の誰にもわかりません。
考えれば、考えるほど、元気を失い、頭の回転も、運も悪くなります。
ところが、「合格できるとしたら?」と考えると、やる気も、根気も、積極性も、アイデアも、どんどん湧いてきて、頭の回転も、運も良くなります。
ですから、子どもの将来に対して、たとえ根拠がなくても、「良い予感」を持ってあげることが大切なのです。
(続く)