茶粥を食べるといいことがある!? 禅の教え「粥有十利」に学ぶ養生食

お粥といえば、風邪をひいたときや体調がすぐれないときに食べるもの……。
そんなイメージをお持ちではないでしょうか。

でも、じつはそれだけではもったいないくらい、お粥には身体によいことがたくさんあるのです。

今回は、古くから伝わるお粥の知恵についてご紹介します。


禅と深く結びつく「お粥」の教え



じつは、「粥(かゆ)」は禅宗において、もっとも基本的な食事とされています。
これを広めたといわれているのが、曹洞宗(そうとうしゅう)の開祖として知られる道元(どうげん)禅師です。

道元禅師は、著書『赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)』の中で、
食事を作ること、そしていただくことのすべてが仏道修行であると説きました。

「食は是れ法なり(食事は仏法そのもの)」という思想に基づき、心身を整えるための大切なおこないとしたのです。

その中で、朝食としてのお粥が持つ10の効能(メリット)について、
「粥有十利(しゅうゆうじり)」という言葉で記されています。

現代の養生食としても通じるその内容は、次のようなものです。

色(しき):肌つやをよくする

力(りき):気力が増す

寿(じゅ):寿命を延ばす

楽(らく):食べすぎにならず、体が楽になる

詞清(しせい):言葉が清らかになる

宿食除(しゅくじきじょ):胸につかえない

風除(ふうじょ):風邪をひかない

飢消(きしょう):飢えを消す

渇消(かつしょう):喉の渇きを止める

大小便調適(だいしょうべんちょうてき):便通がよくなる



消化によく、身体を温め、気力を満たしてくれるお粥は、まさに心と体を整えるための理想的な食事といえるでしょう。


茶肆ゆにわで「茶粥」を味わってみませんか





そんなお粥の中でも特におすすめしたいのが「茶粥」です。

茶粥は、お水の代わりにほうじ茶や番茶などの日本茶を使ってつくったお粥です。

道元禅師が特に好まれていて、永平寺での法要では必ず出されているそうです。

現在「茶肆(ちゃし)ゆにわ」では、こだわりの茶粥セットをご提供しています。

香ばしいほうじ茶でつくられた温かい茶粥に、季節野菜の自家製麹のお漬物、そして特製の「寿(ことぶき)の梅干し」を合わせてお出ししています。

茶粥の上にのせている大徳寺納豆は、自然発酵させた大豆です。

付け合わせのやさしい塩味が、茶粥の滋味深い味わいを、ひと口ごとに深めていってくれますよ。

お茶の香ばしさが食欲をそそり、さらさらといただけるので、お疲れのときや食欲のないときにもおすすめです。

温かいほうじ茶とともに、心も体もほどけるようなひとときをお楽しみください。

━━━━━━━━━━━━━━━━
🍵 茶肆ゆにわ


〒573-1118 大阪府枚方市楠葉並木2丁目22-10-1F
https://maps.app.goo.gl/pwXXADq2GcAEYW3t6

営業時間:11:00~20:00(19:00 L.O)
定休日 :なし
ご予約 :072-864-5650
駐車場 :3台
アクセス:京阪本線 " 樟葉駅 "より
     【徒歩】13分 または
     【バス】京阪樟葉駅 1B・2A乗り場
     "あさひ" バス停で下車、徒歩3分

>オンラインコミュニティ「ゆにわ塾」

オンラインコミュニティ「ゆにわ塾」

「ゆにわ塾」では、あなたの人生の指針(北極星)を見つけるため場を、「オンライン」と「リアル」の両方でご提供しています。 2011年に始まって以来、なんと10年以上も学び続けている会員さんも! それほどまでに深い「北極老人の教え」に、あなたも触れてみませんか?

CTR IMG