では「なぜ、初詣に行くのか」という理由は、ご存じでしょうか?
「毎年恒例の行事だから」「何となく縁起がいいから」——。
もちろん、それも間違っていません。
ですが、じつは初詣には、わたしたちの想像をはるかに超える、とても大きな意味が込められているのです。
そこで今回は、初詣に隠された本当の意味と、そのご神徳を最大限に受け取るための秘訣について、お伝えしたいと思います。
.羽賀ヒカル 東洋思想・神道研究家。
9つの占いの流派を極めた北極老人に大学生の頃から師事し、占術、風水、神道の秘伝を継承。日本人の心に火を灯すべく、会員クラブ「ゆにわ塾」を中心に講演、執筆、登録者数39万人越えのYouTube「神社チャンネル」などを通じて活動を行う。.
9つの占いの流派を極めた北極老人に大学生の頃から師事し、占術、風水、神道の秘伝を継承。日本人の心に火を灯すべく、会員クラブ「ゆにわ塾」を中心に講演、執筆、登録者数39万人越えのYouTube「神社チャンネル」などを通じて活動を行う。.
初詣は一年の方向性を定める大事な「儀式」
一般的に「初詣」とは、「年が明けてから初めて神社にお参りに行くこと」を意味します。
神様に、旧年を無事に過ごせた感謝や、新年の平安無事を祈願するのです。
とくに最近は、初詣をはじめとして、神社に参拝に行かれる方がとても増えているようです。
現代は、世界を見ても日本を見ても、まさに「激動」の時代。
「先がどうなるか分からない……」という不安を感じると、わたしたちは自然と神様に手を合わせたくなるのかもしれません。
ですが、初詣を「何となく地元の神社に行っておこう」と終わらせるのは、とてももったいないのです。
じつはお正月は、新年のエネルギーに満ちた特別な期間です。
旧暦でいうと、立春(2月4日頃)からが本当の一年の始まり。
年明けから立春までの約一か月間は、新しい年が本格的に始まるまでの、いわば「助走期間」にあたります。
このときに、日々何を思い、「今年一年は、こう生きていきます!」とどんな誓いを立てるかが、残りの11か月を決めるといっても過言ではありません。
初詣で、神様とつながりながら一年の指針・志を宣言することで、その年の密度がまったく変わってくるのです。
「生かされている」恩恵に気づく
もう一つ、初詣でおこなっていただくと良いことがあります。それが、「産土さん」に感謝をするということです。
産土さんとは、いま住んでいる土地、そして生まれ育った土地に宿る神様のこと。
神道では、人がこの世に生まれてくるとき、肉体を授かって、そこに魂が宿ると考えられています。
その際、肉体と魂が離れてしまわないように、ぎゅっと結びつけてくれる存在が、産土さんです。
ですから、産土さんがいらっしゃらなければ、人間は生まれてくることすらできないのです。
いま、わたしたちがこうして息をし、悩み、笑い、生きているのは、産土さんの多くの恩恵のおかげなのです。
人生では、思い通りにいかないことや、困難にぶつかることもあります。
しかし、それもまた自分に必要なことであり、何らかの神様の「計らい」があります。
「もっと成長しなさい」とか「これを乗り越えたら、本当の夢が叶うよ」という期待を込めて、目の前の出来事を起こしてくださっていることもあるのです。
年の初めに、改めて産土さんに感謝を捧げることで、物事のとらえ方がまったく違ったものになるでしょう。
「ゆにわの団体参拝」の特別な魅力
わたしたち「ゆにわ」では、この大切な初詣を、毎年〝団体〟でおこなうことを10年以上続けてきました。多いときには、一つの神社に100名、200名という参加者の方とともに参拝します。
「なぜ、わざわざ団体で?」「一人でお参りするのと何が違うの?」と思われるかもしれません。
でもじつは、「団体参拝」でしか体験できない、圧倒的な〝すごみ〟があるのです。
人生には、自分一人の力ではどうしても変えられない、どうしようもできないことが存在します。
長年抱えている自分の弱点や、変えたいのに変えられないクセ、家族との根深い問題など……。
そうした「とらわれ」は、どれだけ本を読んでも、お金を稼いでも、仕事に没頭しても、なかなか変えることができません。
ですが、団体参拝の真価は、その「枠」をぶち破ってくれる力があるということです。
「自分一人だったら、絶対に無理だった」ということでも、その日を境に、本当に人生の流れが変わっていく。
そのリアリティを感じられるのが、「ゆにわ」の団体参拝です。
参拝前から「まったく別の神社」になる
さらに、わたしたちの初詣は、ただ集まってお参りするだけではありません。
参拝の前に、事前に2〜3時間ほどの「オンラインセミナー」を配信します。
このセミナーでは、参拝する神社に祀られている神様の神話や歴史はもちろんのこと、師匠・北極老人から伺った、「日常とリアルにつながった神様のお話」を、時間の許す限りお伝えしています。
「なぜその神様のお働きが必要で、どんなときに後押ししてくれるのか」を深く掘り下げてお話しするので、参拝に行く前の心構えがまったく違います。
もはや〝別の神社〟に行くような感覚です。
今年は「この神社に行くと、とくに運気の後押しをいただける」という神社を、四社定めました。

もし、あなたが「2026年を本気で良い年にしたい」と願っていらっしゃるなら、この初詣が、またとないキッカケとなるはずです。
一人では味わえない時間を、ぜひ一緒に過ごしましょう。

