そんな方が増えているようです。
そこで今回は、ポラリス診療所ナビゲーターの新谷正樹(しんたにまさき)が院長の亀井順子(かめいじゅんこ)先生に、おなかの調子を整えるヒントをお聞きしました。
●ナビゲーターは・・
ポラリス診療所 新谷

●話を聞いたのは・・
ポラリス診療所 院長亀井順子

医学部受験の勉強をしていたときに北極老人に出会い、師事。医学部卒業後は、内科勤務医として働きながら、西洋医学をはじめ、東洋医学、アーユルヴェーダ、ホメオパシーなどの様々な代替医療を研究し、現在のポラリス診療所に結集させた。
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新谷:
最近、便秘や胃もたれ、食欲不振で困っている患者さんが多いですね。何でなんでしょう?
亀井:
この時期に胃腸の調子が悪い人は〝秋バテ〟になっているかもね。
新谷:
秋バテ?? 夏バテは知ってますけど、秋バテもあるんですか?
亀井:
それが、あるんだよ。
夏バテは、夏の暑さや室内外の気温差に身体がついていかなくて調子を崩すことなんだけど、その疲れが残ったり、夏から秋にかけた気温の変化で自律神経が乱れたりすると、秋バテになるんだ。
何となく身体がだるい、立ちくらみやめまいがするとかも、秋バテだよ。
特に、おなかの調子が悪くなる人は、夏に冷たいものを食べすぎて胃腸が冷えていることが多いね。

新谷:
なるほど……。どうしたらいいんでしょうか?
亀井:
まずは、食事を変えることだね。
腸内には、大きく分けて善玉菌・悪玉菌・日和見菌がいるんだけど、この菌たちのバランスを取るのがカギなんだ。
特に、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やすことが重要だよ。
善玉菌は食物繊維を摂取して、腸の粘膜を丈夫にしたり、免疫細胞を活性化させたりする物質をつくるの。
だから海藻やキノコ類、玉ねぎなどの食物繊維を摂るのがいいよ。

新谷:
善玉菌を増やすなら、納豆、みそ、ぬか漬け、キムチなどの発酵食品もいいですよね。
亀井:
そうだね。食べ物に含まれる善玉菌は、そこまで長くおなかに留まらないから、定期的に食べるようにしてね。

新谷:
分かりました! ほかに腸内環境を整える方法はありますか?
亀井:
全身の血流をよくすることかな。
自律神経が整うと、おなかの調子もよくなるから、身体を温めてしっかり血をめぐらせるようにするといいよ。
適度な運動をしたり、お風呂にゆっくり浸かったり、身体を冷やさないように、温かいものを食べるように意識してね。
ほかにも、身体の深部を温めるために、お白湯を飲んだり、足湯をするのもおすすめだね。
新谷:
なるほど、僕も気をつけます! 皆さんも胃腸を冷やさないようにして、心も身体も元気にしていきましょう!
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