一杯のワインに宿る、六千年の物語。

ゆにわマートの佐藤想一郎です。

今回は、秋の夜長にぴったりの、特別なワインをご紹介します。

それは、一杯のグラスの中に、六千年以上の壮大な物語を宿した、奇跡のようなワインです。

世界を旅して見つけた、希少なワイン


このワインを見出したのは、ゆにわの創始者・北極老人のご友人であり、世界的な音楽イベントのプロデューサーでもある「Y氏」です。

〝本物〟を探し求めて世界を旅していたY氏は、旅先のロシアで著名なソムリエに出会い、「本当は売りたくないのだが…」と、アルリアワインを紹介されます。

ひと口で、Y氏は探し求めていたものだと確信しました。

しかし、生産量がきわめて少なく、ほとんどがヨーロッパのトップソムリエたちの指名買いで完売してしまうため、当時、日本への輸入ルートは存在せず。

このワインに惚れ込んだY氏は、自らワインの輸入資格を取得し、アルメニアへ渡ります。

現地で交渉を重ねること2年、ついに日本への輸入を実現させました。Y氏をここまで突き動かしたワインとは、一体、どのようなものなのでしょうか。


神話と歴史が交差する地、アルメニア



▲アルメニア共和国

物語の舞台は、トルコと国境を接する西アジアの内陸国・アルメニア。

この地には、旧約聖書に記された「ノアの方舟」が、大洪水ののちに辿り着いたとされる、アララト山があります。

神話によれば、方舟を降りたノアは、再生の象徴として、この地にブドウの木を植えたとされ、人類最初のワインを造ったとされています。

そして2011年、驚くべき科学的な裏付けを得ることになります。

アルメニア南部の洞窟から、なんと世界最古となる6100年前のワイン醸造所の遺跡が発見されたのです。


大地のエネルギーと、つくり手の祈り



アルリアワインには、農薬や除草剤を一切使わない畑で育ったブドウが使われています。



ワイン造りは古代からの醸造法を守り、そのすべてが手作業。発酵が終わった後も、人工的な濾過や加熱殺菌はせず、ワインが自然に清澄(せいちょう)するのを待ち、その澄んだ上澄みだけを、そっと瓶に詰めるのです。

これは、一般的なオーガニックワインの基準を遥かに超える、徹底した〝非介入主義〟と言えるでしょう。

酸化防止剤のような添加物も一切加えません。

ヴィンテージごとに気候条件が異なれば、ワインの味わいが変わるのも当たり前。

その違いを無理に均一化しようとせず、その年の自然のエネルギーをそのまま封じ込めた、実にパワフルなワインなのです。

そして何より、このワイン造りをより神聖なものにしているのが、作り手たちの精神性です。

醸造所には「感情が乱れている者は、作業場に入ってはならない」という、厳格な掟が存在します。

怒りや悲しみといった負の感情が、繊細な発酵プロセスを乱し、ワインのエネルギーを損なうと信じられているからです。

彼らはブドウがワインになる神聖なプロセスを、祈りにも似た気持ちで「見守る」存在なのです。


アルリアワイン製造者のサムヴェル氏

アルリアワインの愉しみ方


神話の世界から降り立ち、初めてワインを造った頃の「記憶」を宿す、アルリアワイン。

その一杯をきっかけに、時空を超えた、壮大なイメージへと誘ってくれます。

秋の夜長、その物語に思いを馳せながら、ゆっくりと味わってみてください。

ただ味が「美味しい」だけではない、物語と繋がるような体験をしていただけるはずです。

アルリアワインは、世界の希少なワインを扱うビストロ「ワインゆにわ」でも飲むことができます。

ワインを味わうために作られた特別な空間と、最高の素材を使い、一品一品のエネルギーを最大限に引き出した料理と一緒にお愉しみください。




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