「すごい同級生」と比べて苦しい…。劣等感と孤独感を乗り越えるために。

 


こんにちは。スタッフの村山ゆかです。 


 


塾では日々、塾生一人ひとりと向き合い、


勉強のことはもちろん、


ときには心の深い部分についても話し合う機会がたくさんあります。


 


先日、ある塾生のSさんが、


神妙な面持ちでわたしのところに相談に来てくれました。 


今日は、彼女との対話の中から見えてきた、


多くの受験生が抱えるかもしれない悩みとその乗り越え方について、


お話ししたいと思います。


 



▲スタッフが淹れた、コーヒーを一緒に飲みながら、語りあいました。▲


 


 


なかなか言えなかった「本当の苦しさ」


 


Sさんは、とても真面目で、毎日コツコツと勉強を積み重ねる努力家です。 


相談に来てくれた当初、


彼女は「YouTubeが見たくなってしまう」


「どこかに遊びに行きたい」といった、


頭の中を巡る言葉を話してくれました。


 


しかし、わたしにはそれが彼女の本心ではないように感じられました。 


その奥に、もっと深く、重い何かを抱えているような気がしたのです。


 


「何がそんなにしんどいのかな? 何が苦しいんだろう。


何をそんなに我慢しているの?」


 


彼女が自分と他の人との間に境界線を引いたままでは、


本当の信頼関係は築けません。 


わたしは、もう少し心の奥にあるものに触れようと、深く切り込んで対話を続けました。


 


すると、Sさんの瞳から涙があふれ始め、


ついに本当の気持ちを打ち明けてくれました。


 


「孤独を感じるときが、とても苦しいです。


一人でいると、どんどん調子が下がってしまって…」


そして、もう一つ。


「同じ塾生とAさんと一緒に勉強していると、心が打ちのめされます。


わたしが1年以上かけて必死にやってきた教材を、


彼女は2〜3ヶ月も経たないうちに、


わたしよりも高い完成度で仕上げていくんです。


その現実を目の当たりにするのが、本当に苦しいです。」


 



 


 


「打ちのめされる経験」にこそ価値がある


 


Sさんの心からの叫びを聞いて、わたしは伝えました。


打ちのめされるような気持ちになること、


それこそが、SさんがAさんと一緒に勉強する価値そのものなのだと。


 


自分よりはるかに速いスピードで、高い完成度で勉強を進めていく仲間がいる。 


その事実に直面したとき、自分を責める必要はまったくありません。


大切なのは、そこで自責の念にかられることではなく、


「どうして彼女はそんな風にできるのだろう?」と


その感覚を自分に「うつす」ことに意識を向けることです。 


彼女のやり方、考え方、時間の使い方をじっくり観察し、


良いところを真似してみる。 


それこそが、自分をいちばん成長させてくれる、またとない機会なのです。


 


そして、もう一つ伝えたいこと。


それは、受験に自分のすべてを賭けてみること。


まるで思いっきり遊ぶかのように、夢中になって勉強に取り組んでみることです。


「やらなければならない」という義務感からではなく、


「知りたい」「できるようになりたい」という純粋な気持ちで、


勉強そのものを楽しんでみる。 


そうすることで、見えてくる景色がきっと変わってくるはずです。


 


 


心の壁が壊れるとき


 


Sさんは、堰を切ったように泣きながら、


ネガティブな感情もすべてさらけ出してくれました。 


 


それは、彼女の中で固く閉ざされていた


「メンタルブロック(心の壁)」が壊れていく瞬間だったのかもしれません。


 


わたしが伝えた言葉が、少しずつ、


でも確かに彼女の心に届いていくような手応えを感じました。


 


もし、いまこの文章を読んでくれているあなたも、


Sさんと同じように誰かと比べて落ち込んだり、


孤独を感じて苦しくなったりしているのなら、


その気持ちは、けっして無駄なものではありません。


その苦しさの先には、必ず新しい自分との出会いが待っています。


「受験は人生の雛形」だと思って、


孤独感や苦しみと向き合ってみてください。


 


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