ちょっとした不調はありませんか?
「病気じゃないから…」と、つらくても無視して、
そのまま放っておいて10年、20年後も大丈夫?
「病名のない不調」との向き合い方について、
医師・医学博士の亀井順子さんに伺いました。
●ポラリス診療所 院長 亀井順子

医学部受験の勉強をしていたときに北極老人に出会い、師事。医学部卒業後は、内科勤務医として働きながら、西洋医学をはじめ、東洋医学、アーユルヴェーダ、ホメオパシーなどの様々な代替医療を研究し、現在のポラリス診療所に結集させた。
身体のSOSサイン、
無視する人が多すぎます!
若いときには特に症状がなくても、不摂生をしていると70代くらいで病気が出てくることが多いんですよね。
または、ハッキリとした病名がなくても、「湿疹ができてかゆい」とか、「あちこち痛い」とか、つらい症状に悩まされる高齢の患者さんを大勢診てきました。
ある日突然、病気や症状が出てくるわけですが、ほとんどの場合、その前兆は現れています。
例えば風邪や、背中の痛み・腰痛・頭痛といった症状は、身体からのSOS。
それを無視して、働き続けてしまうと後で病気につながる場合があります。
どこかが痛い・かゆい、というときに、薬を飲んだら症状を抑えられますが、痛み・かゆみの根本原因は解決されていません。
その根本原因は何かというと、身体にたまった「毒素」なのです。

現代社会で生きているだけで、
毒素はたまっていきます
例えば、化学薬品や食品添加物、環境ホルモンなどは身体にとって不必要な「異物」であり、「毒」になります。
これらの「毒」を完全にシャットアウトして生活するのは、現代の地球上ではほとんど不可能でしょう。
少々の毒なら、体の中の解毒作用により、汗や尿、便などで体外に排出されますが、大量の毒素が長期間にわたって体内に蓄積されると〝汚血〟となり、さまざまな症状を引き起こします。
〝汚血〟こそが、あらゆる病気の原因なのです。
だから、「ちょっとした不調」を無視したり、その場しのぎでやり過ごすのではなく、「毒がたまっているサイン」として受け止め、きちんとケアしていく必要があるんですね。
体に良いものを入れて、悪いものを出すー
シンプルだけど究極の健康法
良いものを食べて身体の中に取り入れることも大切ですが、それと同様に、「体から毒を出すこと」が病気を予防する上では重要です。
毒出しの画期的な方法のひとつが、当院で行っている「汚血吸引療法」です。
皮膚に針を刺して、吸引カップで汚血を体外に吸い出すという治療法で、痛み・かゆみなどの症状を改善に導きます。
また、病気の根本となる毒素を取り除くため、全身の状態を良くし、免疫力向上や疲労回復の効果も期待できます。
すでに症状がある方だけでなく、メンテナンス・病気予防にもおすすめいたします。

▲汚血を吸引するカップ
「汚血」を体内から取り除くことで自然治癒力を高め、健康に導きます。
また、普段から実践していただきたい、毒をためない生活習慣としては、「白湯」を飲むようにしてください。
白湯は体を温めてめぐりを良くしてくれ、毒になるものを水分と一緒に排出しやすくしてくれます。
ぜひ、実践してみてください。