そのなかでも特に人気なのが、自社農園のサツマイモを使った栗きんとんです。
今回はちこのプライベートキッチンに、salon de fuu.のスタッフ・さおりが遊びに来てくれました。
ゆにわの栗きんとんを愛してやまないさおりと、ちこの美味しいトークをお楽しみください。

忘れられない、感動の栗きんとん
さおり:
わたし、栗きんとんが本当に好きなんです。
3〜4年ほど前の冬に、ゆにわで初めて栗きんとんを食べたとき、そのあまりの滑らかさに「これが本物の栗きんとんなんだ!」と、たいへん感動したことを覚えています。
ちこ:
せっかくですから、今日も召し上がっていただきましょうか。
さおり:
美味しい〜!幸せがパァッと広がる感じですね。この優しい甘さ!

ちこ:
子どもの頃に食べた栗きんとんはただ「甘い!」っていう印象だったけれど、
自分たちで作るようになって、「こんな味なんだ!」と思うようになりました。
今日は、この滑らかさの秘密についてお話ししようと思います。
さおり:
ぜひお聞きしたいです!
驚くほど滑らかな舌触りの秘密
ちこ:
まず、サツマイモに火を入れてから、とても目の細かい裏ごし器を使い、木べらでひたすらこしていきます。
この作業は、温かいうちにおこなわないと固まってしまうのです。
一度にたくさんの量をこなすにはちからも必要で、何時間もひたすら作業を続けます。
あまりに集中しているので、スタッフみんなで「栗きんとん部だね!」なんて言いながら作業していました(笑)。
そのあと、さらにミキサーにかけるんです。
さおり:
裏ごしの前ではなく、あとにかけるのですか?
ちこ:
両方試してみたのですが、その方がいっそう滑らかになることが分かりました。
口に含んだときの舌触りが、まったく違うのです。
そのときにシロップを合わせていくのですが、こだわりのポイントは、お砂糖にあります。
ゆにわオリジナルのきび糖を使っているので、安心して召し上がっていただけますし、食後にもたれることがありません。
食事がつむぐ、幸せな記憶
さおり:
素材そのものの味や、やさしい甘さがしっかりと感じられて、その余韻にいつまでも浸っていられますね。
ちこ:
その感覚を大事にしたいと、わたしも思っています。
食事とは「記憶」なのだといつも感じていて、「今年のおせち、おいしかったね」とか、「毎年、お正月に食べるおせちが楽しみだな」とか。
そんな会話が生まれることが、なによりも嬉しいのです。
一月一日という新しい幕開けのときに、どれだけエネルギーがこもったものを食べるかによって、その一年が素晴らしい記憶とともに始まっていく。
そう信じているので、作る側としては毎年とても緊張します。
まるで山ごもり?おせち作りの舞台裏
さおり:
年末になると、飲食部門のスタッフの皆さんは、まさにおせち一色になりますよね。
ちこ:
おせち作りの期間は厨房にこもりきりになりますからね。
作り終えて、久しぶりに北極老人(ゆにわの創始者)に会ったとき、「山ごもり修行してきたみたいだな」と言われたこともあります(笑)。
さおり:
山ごもり、ですか(笑)。
ちこ:
食事や休憩も、思うように取れないときもあります。
厨房でひたすら作り続けるので、「この日のために1年間、心と体を鍛えてきたんだ!」と思うほどです。
さおり:
でも、おせち作り期間中の皆さんは、とても良い表情をされていますよね。
ちこ:
ええ、そうなんです。
みんな元気ですし、すごく良い笑顔で作業しています。
作り手の状態は、本当に料理の味に表れるものですから。
もう、いまこの瞬間から、すでに来年のおせち作りは始まっている。
そんな気持ちで毎日を過ごしています。
今年もたくさんの方に、心を込めたおせちを召し上がっていただきたいですね。
動画はこちら
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御食事ゆにわの開運おせち

12月30日、31日に販売(秋ごろ予約開始)
●作りたての美味しさを味わっていただけるよう、『御食事ゆにわ』店舗(大阪)でのお渡しとなります。(配送不可)
●ご予約開始はLINEにてご連絡します。