先日、7月のゆにわのディナーを堪能させていただきました。
この感動を文章でお伝えするのは、とても難しいのですが……、できる限りレポートさせていただきます!
お品書

7月は、別名:愛逢月(めであいづき)。
七夕など、運命的な出逢い、組み合わせの妙を、お料理でも楽しんでいただくということで、「逢」という漢字なのだそうです。
トウモロコシと塩アイスのスープ

温かいホワイトトウモロコシ(甘い)と、冷たい塩アイス(しょっぱい)。
相反するような組み合わせなのに、絶妙でした。
トウモロコシのスープが、びっくりするくらい甘かった。。。
そして、塩アイスがそれを引き立てていて、何とも言えぬおいしさでした。
木耳(きくらげ)とアワビの和え物

アワビはなんと、昆布だしで6時間も煮込んで、やわらかくしたものだそうです。
木耳は、めずらしい生の木耳で、さっとごま油で和えたもの。
このアワビと木耳を一緒に食べると、また何とも言えない旨味と食感が広がり、とてもゆるみました。
上にかけてもらっている橙(だいだい)七味が、また良きアクセントになっていました(*´ω`)
焼き野菜とローストビーフの前菜

野菜のオーブン焼きが、夏野菜の色どり豊かなもので、一つ一つが、メインかと思うくらい、野菜のおいしさを堪能しました。
また、希少部位のジューシーな触感の牛肉がやわらかくて、おいしかったです。
上にかけてもらっているチーズとお肉がまた合っていて、前菜の時点で、もうメインかと思いました。
ソースも、塩、レモン麹、ジェノベーゼと3種類あり、いろんな組み合わせを楽しめました。
御節

龍皮巻も、黒豆も、紅白なますも、綺麗で全部おいしかったですが、おもちが特に美味(びみ)でした!
炭火で焼いた、なめらかおもちに、海苔の良いにおいがふわっと香りました。
醤油麹と相まって、本当においしかった。
えび真丈(しんじょう)の椀物

透き通ったお出汁に、えびがぷりっとしていて、おいしかったです。
シイタケは、おがくずに菌をつける「菌床栽培」ではなく、原木に菌をつけて育てる「原木栽培」。

▲原木栽培のようす▲
これがまた肉厚で、、たまりませんでした。
はすいものシャキシャキとした触感も楽しめました。
鯛と雲丹(うに)の御造り

鯛と雲丹(うに)。
言わずもがな、美味しすぎました。。
透き通った身の鯛は、お塩にも、醤油麹にも合いました。
ラザニア

ここまできて、だいぶお腹がいっぱいになってきましたが、なんとラザニア、、、
(ボリューミーだから、もう食べれないかも、、)という心配は、一口いただいて吹き飛んでいきました。。
生地の厚みが絶妙で、大和榛原牛(やまと・はいばらぎゅう)の牛すじのソースとホワイトソース、上に乗ったチーズにすごく一体感があり、食べやすかったです。
後から、シェフの夏梅さんからお聞きしましたが、このパスタの生地の厚みや配合などは、度重なる試行錯誤があったとのことでした。
いのちのおむすび

ごはんがぴかぴかしていて、本当に美味しかったです!
どんな料理にも引けをとらない、ゆにわらしい一品です。
焼き胡麻豆腐の一品料理

焼き胡麻豆腐に、練りごまと白味噌のソース。
胡麻尽くしな一品でした。
なめらかでアツアツでとても美味しかったです。
加茂茄子と湯葉の炊き物

加茂茄子は、150度の油で7分間揚げたもの。
とろっとした食感で、旨味が凝縮されていました。
湯葉は汲み上げ湯葉という出来立てのもので、とてもやわらかかったです。
お出汁は、お茄子や湯葉が引き立つように、まぐろ節でとったお出汁だそうです。
針ショウガやすだちが、お料理をぐっと引き締めてくれており、美味しかったです。
メインと御食事:鰻

今まで、豪華な食材が軒並み出てきたうえに、なんと、鰻まででるのですか、、と驚きでした。
何か乗せるのがもったいないと思うくらい、ぴかぴかつやつやのお米に、鰻が乗っていて、ぜいたくでしたが、美味しかったです。
素味噌汁も、香の物も、どれも美味しかった。。
これで終わりかと思ったら、湯気のたった、ぷるぷる揺れている出汁巻き玉子が運ばれてきて、嬉しいサプライズでした。
〆のすだち蕎麦

〆には、すだちの乗った蕎麦でした!
ポイントは、すだちの下にモロヘイヤがあることです。
いただく前は想像できなかったのですが、すだちのさわやかさと、モロヘイヤのつるっとしたのど越しの組み合わせの妙に感動しました。
お出汁もマグロ出汁が合っていました。
おなかがいっぱいでしたが、スルッと食べれてしまいました。
デザートのごま団子と杏仁豆腐

中身が黒ゴマのごま団子に、手作りの杏仁豆腐。
中国烏龍茶「鳳凰単叢(ほうおうたんそう)」がまた、デザートにぴったりでおいしかったです。
大変ありがとうございました。