「信じて待つ」が最強の応援。子どもの主体性を育むヒント

【後編】子どもの「本音」と向き合うために、親ができること


こんにちは。『大学受験塾ミスターステップアップ』の村田です。

今回も引き続き、「親御様向け勉強会」の内容を一部紹介されていただきますね。

前編では、現代社会の変化が、

若者たちの精神的な自立や進路選択に与える影響についてお話ししました。

後編では、わたしたち大人が、彼ら・彼女らの主体性を育むためにどのように

関わっていけばよいのか、具体的なケースを交えて考えていきたいと思います。


「先回り」が、主体性を奪うことも




「推薦入試を受けさせなくてもよいのでしょうか?」

「資格が取れる学部でないと価値がないのでは?」

お子さんの将来を心配されると、親御様が先手を打って、

より有利な道へと促したくなるお気持ちは、

子を思う親の気持ちとして自然と生まれるものです。

しかし、10代後半の若者は、

自分自身の「納得」があって初めて、

本当の意味で努力できるものです。

そのため、進路については、まずはご本人の意思を第一に尊重し、

ある程度は任せて見守る姿勢が、理想的と言えるでしょう。





実際に、当塾であったいくつかのケースをご紹介します。



【ケース1:4浪の末に掴んだ本当の夢】

お父様が医師であるY君は、

ご両親から強く医学部進学を望まれ、浪人を重ねていました。

しかし、じつは彼の本当の夢は「学校の先生になること」。

その本音を言い出せずに4年間が過ぎてしまいましたが、

思い切ってご両親に気持ちを打ち明けました。

当初、受け入れがたかったご両親も、

最終的には彼の意志を尊重。

Y君はそこから自分の目標に向かって猛勉強し、

大阪公立大学の工学部に合格。

その後、教職課程を経て、

見事に学校の先生になるという夢を叶えました。

「あのとき、自分の本音を受け入れてもらったことで、

俄然やる気が出てきました。本当にありがたかったです」と、

彼は活き活きと語ってくれました。



【ケース2:主体性を取り戻して掴んだ全勝合格】

現役高校3年生だったHさんは、

お父様が名のある大学への進学を強く願うあまり、

推薦入試のスケジュールをすべて決めてしまっていました。

彼女は自分の意思を持てないまま受験に突入し、

結果はすべて不合格。

その後、「一年間、進路に口出ししない」

というお父様との約束のもと、当塾へ入塾しました。

彼女はそこで初めて主体的に勉強と向き合い、

自ら考えて受験した私立大学は、すべて合格することができました。




進路変更を希望されたとき




塾生は、入塾時に決めた志望校に向かって勉強を進めます。

しかし、中にはこの一年間で自分の考えが深まったり、

これまで気づかなかった本音が見つかったりして、

進路の変更を希望する受験生もいます。





その際は、主に秋頃におこなっている三者面談の場で、

ご本人、親御様、そしてわたしたち塾スタッフとで、

しっかりとすり合わせをさせていただきますので、

ご安心ください。

信じて待つこと。それが一番の応援になる

若者たちの精神的な自立が育まれるのは、

周りの大人が、彼ら・彼女らが自分の力で立ち上がっていくことを

「信じて待つ」ときです。

塾という、家庭とは違う外の環境でもまれ、

試行錯誤を重ねることにより、現実を切り開いていく強さを獲得していきます。

引き続き、お子さんの挑戦を温かく見守り、

応援していただけますと幸いです。




交流会では各ご家庭の様子のご報告も


勉強会後の交流会では、各ご家庭のお子さんの

塾でのご様子などもお伝えしております。

親御様同士も和気あいあいとお話しされており、盛り上がりました。

ここからまた、夏に向けて受験勉強をしていく受験生たちを、

ともに応援していきましょう。



















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