なぜ今なのか?
そして、映画に込められた思いとは?
主演のちこさんにお話を伺いました。

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映画「美味しいごはん」とは?
ここ数十年で豊かになったはずの食生活。
けれど便利になる一方、愛情のこもった温かいごはんが、日々、失われていっています。
同時に、日常の中にあった本当の幸せも忘れてしまっているのではないでしょうか。
「どうしたら幸せになれるんだろう?」
「家族に何を食べさせてあげればいいの?」
そんな人生の答えを求めて、全国から人が集まる店があります。
大阪府枚方市の楠葉という小さな町にある「御食事ゆにわ」。
その店長を務める料理人ちこは、人生のどん底にいた時、
たった一つの「ひかりのおむすび」を食べて救われました。
それから年月が経ち、今、彼女の作るごはんにひかりを感じて、
本当の幸せを見つける人がたくさんいるのです。
この映画は、そんなゆにわの一年間と、
食べ方を変えて生き方が変わった人たちの想いを集めた作品です。
予告編
ちこ特別インタビュー
『美味しいごはん』の制作が始まった当初は、わたしにとって初めての映画制作でしたから、皆さんにどう受け取っていただけるか、自主上映の形をとっているこの映画が、どのように広がっていくのか、全く未知数でした。
でも、この8年間たくさんの方々との輪が広がるのを目の当たりにして、改めて「最初の作品では伝えきれなかったことを、新しい形でお届けしたい」という思いが強くなりました。

とはいえ、最初の映画『美味しいごはん』も、多くの方々のご協力と「天の時、地の利、人の和」といったタイミングが味方して形になった作品でしたから、リニューアルについても、いざどこから手をつけようか、という段階でした。
しかし今年、新刊『むすびのごはん』が出版されるという絶好のタイミングで、改めて新しい本と映像を通じて、より多くの方に、食や〝ひかりのごはん〟の大切さをお伝えしたいと思いました。
▼今年7月に発売される『むすびのごはん』▼

本には本の良さがありますが、師匠・北極老人から教わっている感覚を、より深くお伝えするためには、やはり映像をご覧いただくのが一番だと感じたのです。

そして、この映画は「自主上映」という形をとっているので、上映される側も、観に来てくださる側も、自然と思いを共有し合うことができます。
わたしたちだけが一方的に伝えるのではなく、映画を観て何かを受け取られた方が、また次の方へと伝えていく。
それは、わたし自身が、北極老人から伝えていただいたことを他の誰かに伝えよう、と思ったのと同じ循環です。
〝食べものはひかりだ〟ということを伝え、実践するのに、特別な資格や能力、地位や名誉などは、いっさい必要ありません。

わたし自身、肩書きも何もない大学生の頃から、この活動を続けてきたからこそ、どんな人にでもチャンスはあると信じています。
結局は、「知るか、知らないか」ーーただそれだけのことだと思います。
やはり、何も知らなければ生き方や食べ方を選ぶことはできませんし、「こうしていこう」という志や意志を持つのも難しいものです。
その〝知るきっかけ〟を作ることは、最初に北極老人から教わった者として、これからも率先してやり続けていきたいですね。

映画は現在、鋭意制作中で、構成などはまだ検討しているところですが、この作品が、ご覧になった方々にとって、日々の生活で何かに挑戦したり、諦めずに前に進んだりするきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。
新しい映画を、どうぞ楽しみにお待ちください。
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