こんにちは、よなたんです。
先日は、YouTubeチャンネル
「世界史解体新書」を運営されている
歴史系ユーチューバーであり、
予備校講師でもいらっしゃる
土井昭(どいあきら)先生に、
ミスターステップアップへお越しいただき、
一緒に動画を撮影させていただきました。
土井先生は、今年
『教科書から消された世界史』というご著書を出版されています。
今回初めて、
大学受験塾ミスターステップアップにお越しいただき、
対談動画を収録させて頂きました。
塾生も見学するなかでの公開収録!
なぜキング牧師の公民権運動は、歴史に残るのか?
今回の動画のテーマは「キング牧師」。
キング牧師は、黒人差別が色濃く残る60年前に
「公民権運動」という、市民権を獲得するための運動のリーダーでした。
当時、アメリカ社会では、黒人の方は
- バスなど公共機関では「黒人専用シート」
- レストランも「黒人専用席」
- 「黒人専用水飲み場」
- 大学も入学拒否
といった、さまざまな差別を実際に受けていました。
KKK(クー・クラックス・クラン)という
白人至上主義者のグループによるリンチも起こり、
しかも、裁判関係者はすべて白人のため、お咎めなし
ということが当たり前の世の中でした。
そこで、「非暴力・不服従」という理念のもと、
暴力には訴えず、デモや行進で、人種平等を訴えたのが、
公民権運動だったのです。
理不尽な黒人差別に対する批判が集まる中、
1963年8月28日。
人々はワシントン大行進を決行します。
想定していた10万人を大きく上回り、
その日、25万人以上の人が集まりました。
その中で、白人の方は6万人以上いたと言われています。
その行進の中、
黒人も白人もない、ユダヤ人もアイルランド人も関係ない
すべての人は神の下に平等である
いつか、そんな社会を夢見ているんだ
と声高らかに叫んだのが
「I have a dream」という演説です。
無料で全文見られるので、ぜひ一度、ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=eQ6q2cnVXqQ&t=6s
ミスターステップアップでは、
英語学習の一環として、
このキング牧師の演説を暗唱させています。
※塾オリジナルの語句・背景知識解説付きのテキスト
これらの英文を暗唱することで、
英語力が飛躍的に向上するのです。
しかし、ただ英文を暗唱するだけでなく、
その演説の背景にある歴史的背景や当時の時代状況などを知ることで、
英文への理解がいっそう深まり、暗唱にも熱がこもるというわけです。
土井先生による深掘り解説
そこで今回は、土井先生に、
黒人差別の歴史から、さらにさかのぼって
- アメリカ建国の歴史、
- 奴隷解放宣言、南北戦争、
- そして今日に至る人種差別の問題
などについて解説していただきました。
さらには、現代の日本の教育に関しても切り込み、
「教育の闇」というテーマについても話して頂きました。
この動画をみていただければ、
現代社会でも問題となっている
BLM(ブラック・ライブズ・マター)運動
(大学入試でも最近頻出のテーマです)
のような出来事の根本原因がわかります。
そうすると、英語ニュースや新聞の内容も
深く理解できるようになります。
せっかく英語を勉強するなら、
キング牧師やケネディ大統領の演説を
背景も含めて音読することで、
「一生役立つ英語力と教養」を学んでほしいと思っています。
収録前のお昼ごはんにて
ここからは余談ですが・・・
土井先生とは、収録前のお昼ごはんもご一緒させて頂きました。
ごはんは塾の系列店「社員食堂ゆにわ」にて。
土井先生の動画ディレクターの方は、
なんと元料理人!という変わった経歴の方だったのですが、
土井先生ともに、ごはんに大変感激されておりました。
「飲食経験者だからわかります。
このごはんを毎日出し続けることのすごさが…」
と。
土井先生は、今回、塾に来るのは初めてだったにも関わらず、
撮影でも、それ以外の時間でも、塾生にたくさん話したり
世界史の勉強法のアドバイスまでしてくださりました。
YouTubeの動画で見る以上に
情熱とパワーを感じて、わたし自身も
もっと歴史を学びたい!と思えました。
土井先生、ありがとうございました。
ぜひ、動画もご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。