土から始まる茶器ものがたり|常滑焼・伊藤雅風(いとう がふう)

茶肆ゆにわでは、愛知県常滑市で作られる
「常滑焼(とこなめやき)」の茶器を取り扱っています。
この茶器でお茶をいただくと、味わいがいっそうまろやかに感じられるのです。

今回は、その急須作りの裏側をお見せします。


常滑焼と伊藤雅風さんの茶器

常滑焼は、古くは平安時代末期から続く歴史ある焼き物で、
日本の「六古窯(ろっこよう)」のひとつにも数えられています。
そんな常滑焼の中でも、
わたしたちは急須作家・伊藤雅風(いとう がふう)さんが
手がける茶器を使用しています。



雅風さんは、土づくりからじっくりと時間をかけ、
昔ながらの技法を受け継ぎながら、
朱泥(しゅでい:赤色の土)をはじめとする
多彩な急須を製作されている作家さんです。


土へのこだわり:なめらかな手触りの秘密

雅風さんの茶器は、選び抜かれた良質な土から生まれています。
手に取ると、おどろくほどきめ細かく、なめらかな手触り。
ひとつひとつが手作りで、
素朴であたたかみのある優しい色合いも魅力です。



伝統的な土づくり
その秘密は、「土づくり」にあります。
雅風さんは、昔ながらの土づくりの作業を大切にしています。


まず、ざるや和紙を使い、泥水を何度も通すことで、
土をよりきめ細やかに整えていくのです。


さらに、土はすぐには使わず、
時間をかけて「寝かせる」ことで強く、しなやかな性質に育てていきます。


最初は1年ほど寝かせていましたが、
それでも時にはひびが入ってしまうことがあり、
現在では最低でも3年、理想は5年寝かせるようにしているそうです。



土を準備するだけでも、何年もかかる――
そんな手間と愛情が込められた茶器たちです。



手に取る喜び:雅風さんの茶器の魅力

ぜひ、ひとつひとつ、手にとって触れてみてください。
持った瞬間、指にしっくりとなじむ感覚。 なめらかな手触り。



そして、ふたを開け閉めする際に聞こえる、
クリアで高く澄んだ音――これも、雅風さんの茶器ならではの特徴です。
そんな茶器でお茶をいただくと、味わいがいっそうまろやかに感じられます。



「これ、いいな」と思うものや、
手に取ったときにあたたかく感じるものを、ぜひ選んでみてください。
直感で「好き」と感じたものは、きっと深いご縁のある茶器です。

茶肆ゆにわの店頭で販売しております。
ぜひ、あなたにぴったりの運命の茶器を見つけてくださいね。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。




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🍵 茶肆ゆにわ



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営業時間:11:00~20:00(19:00 L.O)
定休日 :なし
ご予約 :072-864-5650
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