この一杯で、1日を元気にスタートできるような・・・
そんな理想の一杯を目指して、シロフクコーヒーがたいせつにしていることのひとつが、「ハンドピッキング」です。
今回は、その秘密をご紹介いたしますね。
ハンドピッキングは、なぜ必要なの?

「ハンドピッキング」とは、コーヒー豆の状態をよく見て、欠けた豆や変色した豆などを、ひとの手でていねいに取り除く作業のこと。
たとえば…
カビが生えてしまった豆
未熟なまま収穫された色の薄い豆
虫食いの跡がある豆
欠けたり割れたりした豆
などです。
これらの〝欠点豆〟は、ほんの少しあるだけで、コーヒーの味に嫌な酸味や渋み、えぐみといった「雑味」を感じさせてしまいます。
機械でも、ある程度の選別はできますが、色や形状の微妙な違いを見分けるには、ハンドピッキングが欠かせません。
ひと粒に込める想い

ただ、シロフクコーヒーがハンドピッキングをおこなういちばんの目的は、わるい豆を見つけて〝はじく〟ことではなく、コーヒー豆を〝命〟として扱い、目をかけることです。
ハンドピッキングは、長旅を経て運ばれてきたコーヒー豆を癒し、愛(め)でる作業。
しっかり愛情を注ぎ、ひと粒ひと粒、見ることで、豆は元気になっていきます。
明るい光のもと、トレーに広げられた生豆(きまめ)たち。
そのひと粒ひと粒を指でそっと転がしながら、表、裏、側面と、まんべんなく。
まるで豆と対話するように、「元気かな?」「どこか痛いところはないかな?」と、やさしく状態を確かめていきます。
そして、元気がなかったり、傷ついたりしている豆を見つけたら、感謝を込めてそっと取り除き、自社の畑のたいせつな肥料として、命をつなぐ循環のなかへお返しするのです。
シロフクコーヒーでは、このハンドピッキングを、焙煎前に2回、そして焙煎後にもう1回、合計3回おこなっています。
時間も手間もかかりますが、「このひと手間が、お客様が口にしたときの心地よさにつながる」
そう感じるからこそ、この作業を守り続けています。
クリアな味わいと心地よさのために

こうして、愛情を込めてていねいにハンドピッキングした豆だけを焙煎。
その豆でいれたコーヒーは、おどろくほど雑味がなく、クリアな味わいです。
豆本来が持つ、繊細な香りや甘み、ゆたかな風味がストレートに感じられ、後味もすっきり。
身体にやさしく染みわたります。
ただ美味しいだけでなく、飲んだひとが元気になるようなコーヒーを。
シロフクコーヒーをご利用いただく機会がありましたら、ぜひ「ハンドピッキング」のことを思い出していただけるとうれしいです。
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