
茶肆ゆにわは、毎週水曜日を「台湾茶DAY」として、特別な台湾茶をご提供しています。
台湾茶といえば、日本では「ウーロン茶」が有名ですが、他にも「紅茶」や「緑茶」「白茶」など、繊細で味わい豊かなお茶が多くあります。
茶肆ゆにわの台湾茶は、台湾人の張(チョウ)さんから仕入れています。
ここでは、張さんとの出会いや、招いていただいた「台湾茶会」の様子などを通して、台湾茶の魅力をお伝えしたいなと思います。
◆張さんとの出会い
張さんとのご縁は、2019年に静岡で開催された「お茶まつり」で、偶然立ち寄った張さんのブースで名刺交換をしたのがきっかけでした。
実は、このイベントが張さんにとって、初めて日本に来た機会だったそうです。しかし、その後、再び約2年間の〝山籠もり〟生活へ。なんでも「下界の空気がしんどすぎて降りられなかった」という仙人のような理由だったとか。
しかし、台湾茶の農薬レベルがひどく、それがどんどん海外に流出している現状を目の当たりにし、「本物の台湾茶を広めなければ!」と再び決意しました。
日本で本物の良さを理解してくれそうな人を探し、連絡を取り始め、その中の一つとして「茶肆ゆにわ」にも声をかけてくれたのです。

◆張さんの台湾茶会
「今日は、もともと用意していたお茶に加えて、もう一種類追加で楽しんでもらいますね」
そんな言葉とともに、お茶会がスタート。お茶を飲み進めていくと、それぞれのお茶によって空気感がまったくちがいます。
改めてお茶の奥深さを実感しました。
すると張さんが、「今日は特別に、この烏龍茶を飲んでもらいます」と告げました。
「これは烏龍茶の名前の原型になったお茶で、台湾では三人しか作れない製法のものです。その三人のうち二人は70代のおじいちゃん。そして、もう一人が僕です」
そう言って、目の前に出された茶葉は、まるで黒い龍のような形。
これが本来の烏龍茶の姿なのだそうです。
ところが、お茶を淹れていた張さんが、突然
「あ……」
と言ったまま、一分ほどフリーズ。
みんなが戸惑っていると、張さんは静かに、しかし確信を持った表情でこう言いました。
「龍が……降りた……」
なんと、しっかりとした茶の茎が水面に立ち上がる「昇竜」の現象が起こったのです!
張さんもこれを見るのは3年ぶりだとか。
「茶柱を伝って龍が現れるのです」
そう言って目を細める張さん。
その場は、まるで時間が止まったかのような神聖な空気に包まれました。
いただいたお茶は、確かに格別な味わいでした。
◆お茶会の締めくくり
最後に、コーヒーの茶葉で作ったお茶を試飲しました。
「これは絶対に欲しい!」
思わずそう思うほどの美味しさでした。

こうして約5時間にわたるお茶会が終了しました。
張さんは、「また絶対に会いましょう!」と言いながら見送ってくれました。
◆「茶肆ゆにわ」で台湾茶をどうぞ
張さんの作る台湾茶は、飲んだ瞬間に体が温まるのを実感できます。味もとても美味しいので、「茶肆ゆにわ」でも、多くの方に味わっていただきたいなと思っています。
張さんとは、これからも国を超えた「お茶の同志」として、本物の台湾茶を広めていきたいと思います。
ぜひ一度、台湾茶を味わいにお越しください。
※茶肆ゆにわでは、毎週水曜日は、『台湾茶DAY』です。
みなさまのお越しをお待ちしています。

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🍵 茶肆ゆにわ

〒573-1118 大阪府枚方市楠葉並木2丁目22-10-1F
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営業時間:11:00~20:00(19:00 L.O)
定休日 :なし
ご予約 :072-864-5650
駐車場 :3台
アクセス:京阪本線 " 樟葉駅 "より
【徒歩】13分 または
【バス】京阪樟葉駅 1B・2A乗り場
"あさひ" バス停で下車、徒歩3分
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