今年初めてのBon vivantは、
「春花の宴」をテーマに開催しました。
場所は、京都綾部。
春の風光、景色、陽の光を全身で感じ、参加者それぞれの出会いと時間を祝福する特別な日を、ひかりのごはんで彩りました。

今年は乙巳(きのとみ)。
「花の開花」を意味する年です。
食事を通して、参加者それぞれの内側にある本質を引き出し、花(善性)が開花する。
そのようなイメージを込めて、今年最初のボンビバンのメニューを構成しました。
綾部に到着すると、庭先の梅の花が満開で、まさに開花している姿が目の前に広がりました。スタッフ一同、その美しさに心が緩み、自然と笑顔がこぼれます。

梅の言霊は「産め」。何かを生み出すことができるタイミングを迎えたかのようでした。
梅の花に応援されるように、3日間を通して、参加者の感覚が大きく飛躍する心地よい体験を、作り手であるわたしたちも感じることができました。
1日目 ♯梅の花が香る頃
梅の花の香りに誘われるように、春の芽吹きを感じさせる美味しい食材が集まりました。
宴の始まりを告げるような、春のランチタイムから食事のスタートです。

宮津湾の新鮮な虎海老とふきのとうのかき揚げ、桜ますの幽庵焼きなど、炊き立ての土鍋ご飯に合う料理とお茶をじっくりと味わいます。
その後は、心身を開放するボディーワーク・ヨガ・瞑想の時間を過ごします。

夜は2日目のディナーに向けての前夜祭かのような、華やかな食卓を囲みました。

中国のお祝い料理に欠かせない春餅(チェンピン)を、ゆにわならではのラム肉と新鮮野菜で。海鮮の麻婆豆腐もご飯が進みます。
満点の星空の下、焚き火を囲みながら時間を忘れ、ワインバーで静かに過ごしました。

2日目 ♯春花の宴

日本で唯一の茶の蜂蜜を味わう一皿から始まり、宮津湾の甲烏賊と雲丹、そして極上の春野菜。
これらの食材は、交流の深い農家さんや八百屋さん、漁師さんを訪ね歩き、料理人ちこが、

日本茶、台湾茶、中国茶といったお茶全般は、茶人こがみのりが集めたものです。

一口飲んだだけで細胞が目覚めるような魚介のスープや、春のお造りの鮮やかさと食感に全身が喜び、綾部の野草と食材を合わせた一品が、全身の神経を優しく緩ませ、心身を解放してくれるようでした。

料理は焼き物、蒸し物、焚き物、揚げ物...を和食に、中華に、イタリアン・・とジャンルも問わず、すべては、とびきり美味しい土鍋ごはんに合う料理としてお作りいたします。
(京都綾部のゆにわ農園で、自然栽培、無農薬で実ったお米を精米・ハンドピッキングして炊き上げます。)
今回は、大変貴重な天然の海の鰻が入ったため、丁寧に処理をしてから蒲焼にし、綾部で自然栽培している餅米と山菜と筍のおこわに合わせました。

春の息吹を体の中にたくさん吸収していただけたことでしょう。

甘味は、懇意にしている農家さんのいちご「紅ほっぺ」を活かした自家製あんこで包んだいちご大福と、渋みと苦味がない最高級の宇治の抹茶。

今回は、とても貴重なお抹茶碗を譲り受け、この最後の甘味と抹茶が最初に決まってから、料理の内容が組み立てられました。

食後は、参加者の一人が涙ながらに語りました。

「最初からずっといい空気が流れていて、まるで家族のような一体感があり、本当に素晴らしい食事でした」
一期一会の顔ぶれでありながら、
深く頷き合う姿がとても印象的でした。

3日目 ♯目覚めと決意
内的な成長をすること、つまり花(善性)が開き始めると、他人に認めてもらう必要はないことに気づき、不思議と理解し合える人々が自然に集まってきます。

そして、同じ人であっても、かつては気づかなかった新たな繋がりを見出すことができるのです。
師匠・北極老人から、わたしたちはそのように教わってきました。

みなさんの感性が開いた3日目の最後は、究極の一杯ゆにわそば(らーめん)といのちのおむすびを。


この綾部という土地(場)が持つ力と、春の芽吹きのエネルギー・勢い、そして究極のハレの食事の力が結びつき、開花スピードが格段に上がったような時間を、参加者それぞれの日常へと持ち帰っていただきました。
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今年のボンビバンは、
夏は7月23、24、25日、
秋は10月11、12、13日の開催予定となります。
初めての方もぜひお越しくださいませ。
特設サイト
Bon VIVANT ゆにわ